恋愛

初恋の人は男性にとって忘れられない存在。初恋でどんな人を好きになったかでわかるその人の恋愛傾向

「男は女の最初の恋人になりたがるが、女は男の最後の恋人になりたがる。」という言葉を知っていますか?耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか?

アイルランドの詩人で作家で劇作家でもあったオスカーワイルドが残したこの言葉にもあるように、男性にとって初恋の人は女性よりも特別なものだと考えられています。

彼氏に初恋の話をされてもやもやした、同窓会で彼氏が初恋の人と会う機会があるのが心配と感じる方もいるのではないでしょうか?なぜ男性にとって初恋が忘れられないものになっているのか、その後の恋愛にどのような影響を与えるのか考えていきましょう。

男性が初恋を忘れられない理由

初恋は特別なもの

初めてのドキドキ、初めての告白、初めての失恋、初めての手繋ぎ、初めてのキス…。初恋が実っても実らなくても初恋には初めてがたくさん詰まっています。初めてのことはどのようなことでも記憶に残りやすく、それからの恋愛の一つの基準になっていきます。

また、初恋は人生に一度きりの出来事であり、初恋の相手は生涯でたった一人だからこそ特別で印象がとても強く、忘れられないものになるのです。男性は女性より心の成長が遅く、初恋の年齢が一番多感な時期というケースが多いことも特別になる理由にあるのでしょう。

思春期は異性の好みが形成されやすい

思春期は心や身体が大きく変化し発達します。同時に思春期での経験は、その後の人生に様々な影響を与えます。そしてこれは恋愛に関しても同じことが言えます。

初恋でどのような人に恋をしたかによって、その後の好みが形成されていくのです。大人になるにつれて好みに変化が表れますが、好みの方向性が大きく変わることはありません。初恋の人の容姿や性格などが一つの基準となり、その後の恋愛にも大きな影響を与えます。

初恋や初恋の人は美化される

人間の脳は嫌なことや辛かった出来事はできるだけ思い出さないように制御がかかり、楽しかった思い出のみを残そうとする傾向があります。何かを思い出す時は事実だけではなく、少し捏造し思い出補正をして美化された状態で思い出すと言われています。

そのため、初恋当時の淡い気持ちや初恋の人の顔、出来事の美化された思い出が重なりあってより良い思い出として忘れにくくなってしまうのです。

ザイガルニック効果(ツァイガルニック効果)が働くから

ザイガルニック効果とは、人間は達成できなかったことや中断していることに対し、より強い記憶や印象を持つという心理学的な現象のことをいいます。

男性にとって初恋の人との思い出が、自分の気持ちや思いを伝えられないまま中途半端に終わってしまったものであれば、このザイガルニック効果により、より強い印象、思いを持ったまま忘れずに記憶に残った状態になってしまいます。

初恋の人で分かる恋愛傾向

男性が好きな女性のタイプをあげていくと、初恋の人に当てはまるものがある、もしくは好きな女性のタイプ=初恋の人だったということはよくあるのではないでしょうか。

男性にとって初恋の人というのは、その後の恋愛にも大きな影響を与えます。なぜなら初恋の人がその男性の好きになる女性の容姿や性格面などの基準となるからです。いろいろな経験を重ねていくうちに好みの変化はありますが、大きく変わることは少ないです。

例えば、初恋の女性が背が低めで明るい感じの人だったら、その男性の好きなタイプは高確率でその初恋の女性のように背が低く明るいタイプの人物で、過去付き合っていた女性も初恋の女性の面影があるのではないでしょうか。過去を振り返れば共通点が見つかります。

男性と女性の恋愛傾向の違い

余談ですが、男性とは反対に、女性は初恋の男性や過去に付き合っていた男性とはまったく違うタイプを選ぶことが多いといわれているのはご存知でしょうか。

女性は本能的に、別れた男性や傷つけられた男性と同じような人と交際してしまうと、また失敗してしまうと学習し、無意識的にも過去の男性とは違ったタイプの男性を好きになりやすい傾向があります。男性と女性では大きく異なった恋愛の傾向がみられますね。

男性と女性には恋愛に対しての感情や捉え方が大きく異なります。男性にとって初恋の人は特別であるケースは多いですが、美化された思い出として大切にしているだけで今の彼女よりも初恋の人の方が好きというわけではありません。

男性の中で美化された初恋の人に焼きもちをやく女性の気持ちもわかりますが、男女それぞれの違いを理解し、受け入れてあげることが大切です。