同性に恋心を抱く人は珍しくなく、最近では「不自然なことではない」という認識が広まりつつありますよね。人それぞれ個性があるのは当然のことなので同性愛は何も特別なことではありません。ただ、異性にしか恋愛感情を持てない人が同性から告白されると、断り方に戸惑ってしまうのも事実です。
友達だと思っていた女友達や男友達から本気で愛を告白された時は、相手が「言われたくないこと」を見極めてから発言するようにしましょう。そうすることでお互いに後でモヤモヤした気分になることはありません。
同性に告白された時の上手な断り方
同性に告白された時、どう断るのが正解なのか…思い悩んでしまう人は多いでしょう。相手を傷つけない言葉を選ぶのはもちろんですが、それだけでなく期待させないように告白には応じることができないことをはっきりと伝えるのがポイントです。
嬉しいという気持ちは伝える
告白に応じることはできないけれど、気持ちは嬉しい…その思いをしっかりと伝えることが、断り方としては最も良いです。同性に告白することはかなり勇気を必要とすることです。本人は「不快にさせてしまうのではないか？」という不安を抱えています。
不快な思いは全くしていないことをちゃんと伝えてあげてください。ただ、それだけ伝えてしまうと期待させてしまう可能性があるので嬉しい気持ちはあるけれど付き合うことは出来ないということも併せて伝える必要があります。
好きな人がいると言って断る
実際にはそんな事実はないとしても、好きな人がいるということにして断るのも良いでしょう。相手を納得させて諦めてもらうためには、嘘をつくのも悪くはありません。本当に他に好きな人がいるのであれば正直にそのことを伝えましょう。好きな人がいると言うのは、悲しいけれど傷つくことがない告白の断り方です。
恋愛対象ではないとはっきり言う
同性は恋愛対象ではないことをはっきりと伝えるのも良いでしょう。告白された側が自分の気持ちをはっきり伝えるのは、結果的にフラれる側のためにもなります。異性が恋愛対象であることは伝えれば期待を持たせることはありません。
「相手を傷つけてしまうのでは？」と心配する人もいるでしょうが、「恋愛対象に人それぞれ違いがあることは仕方のないこと」というのは相手が一番良く理解しているので傷つける心配はありません。
友達としては大好きと伝える
友達としては大好きであることを伝えましょう。この断り方をする際にも、期待を持たせないために気持ちには答えられないことをまず一番に伝える必要があります。あなたに告白すると同時に同性愛者であることが知られて人格まで拒絶されるのでは…という不安を相手は心の中に抱えています。
「付き合うことは出来ないけどこれからも友達として仲良くしていきたい」その言葉でそんな不安を一瞬で消し去ってあげられるでしょう。
同性に告白された時にやってはいけないこと
同性から気持ちを伝えられた時、恋愛対象として見ていることをカミングアウトされた時などに、やってはいけない・気を付けるべき点もあります。相手の立場になってしっかりと考えた言動をして、傷つける・不快にさせることを避けるように注意しましょう。
恋愛対象が同性であることを否定する
相手が同性愛者であることを否定するような言い回しや態度は、絶対にしてはいけません。たとえ冗談であっても「気持ち悪い」や「あり得ない」などといった否定的なことを言うのは絶対にダメです。相手を深く傷つけます。
興味本位で根掘り葉掘り相手の恋愛観について質問するのも失礼に値します。そして告白された場合そのことは周囲の人達に黙っておくべきです。相手は、自分の恋愛対象が同性であることをあまり人に知られたくないと思っている場合や隠している可能性も高いです。
告白に対して中途半端な対応をとる
相手に期待を持たせるような中途半端な対応もしないように心がけましょう。告白をはっきりと断るのはもちろんですがその後の関係にも少し気をつける必要があります。相手が元々とても仲の良い友人だとしても、あなたから遊びに誘ったり頻繁に連絡するのは控えた方が良いでしょう。
フラれた事実があったとしてもあなたがそうやって接してくることで相手は期待をしてしまいます。できればしばらく距離を置くのが良いです。相手から連絡があった場合は適度に応じてあげましょう。完全に無視してしまうと「嫌われた」と勘違いしてしまいます。
同性から・異性からどちらも同じ告白
同性からの告白は、根本的には異性からの告白と何ら変わりはありません。相手に対して恋愛感情がないのであれば素直に断れば良いだけのことです。過剰に気を使い過ぎると、かえって相手に「困らせてしまった」と強い罪悪感を感じさせてしまう可能性もあります。
あまり経験したことがない人の方がまだまだ多いので、突然友達から愛を告げられたら戸惑う気持ちは仕方ありませんが、相手のあなたへの思いを受け止めつつ、落ち着いて適切な対応をとるようにしましょう。
