人間関係

「どうして喜んでくれないの?」娘の結婚を反対する親の心理と対策方法

せっかく結婚が決まったのに親の反応があまり良くない…。祝福してくれると思ったのにどうして?

結婚を報告した際、両親に反対される娘は世の中少なくありません。こういった経験をされてきた女性もいるでしょう。どうして親は反対するのでしょうか?それを押し切って強行するという形もありますがやはり大切な家族には祝福されながら結婚したいですよね。

なぜ反対されるのか?

娘の結婚を反対する親の心理は、あなたのことが大切だからこそ相手を見極めたいのです。大事に育てた娘だからこそ、本当に大切にしてくれる相手なのか、親が反対するだけで結婚を諦めるような人なのかという様に見極めている最中の可能性も大いにあるのです。

反対されたからといって、必ずしも結婚相手として相応しくないと考えているわけではありませんが、本当に相手に問題がある場合は本気で反対している可能性もあります。

親に彼氏を紹介した時の状況を思い出そう

彼と両親が初めて会った時の事を思い出してみましょう。どんな状況と場所で会話は盛り上がったのか。TPOをわきまえた服装や行動が出来ていたのかを振り返って下さい。反対理由のランキングの上位によくあるのは初対面の見た目や服装です。

相手に問題行動がなかったか、冷静になって客観的に考えてみましょう。その状況で彼が何か粗相をおかしていたならきちんと指摘しましょう。同時に自分自身の行動も振り返りましょう。彼だけの問題ではなくあなたの彼への接し方に原因がある場合もあります。

例えば、初めて会った両親の前でもお互いをあだ名などで呼んでしまうのはあまり良くありません。「●●さん」とさん付けで呼ぶのがベストです。

結婚を反対された時の対処方法

親との距離を近づける

まずは彼をもっと理解してもらう為に、みんなで一緒に食事をしたり会う機会を増やしましょう。親はまだ彼の事は何も知らない状態です。知らない相手は信用すらできません。その状態で賛成を求めても無理な話ですし、「はいそうですか」とたやすく返事は出来ません。

他人と認識している部分から徐々に変えてもらえるように彼と両親がコミュニケーションを取れる環境をどんどん作ってください。同じ時間を過ごし相手のことが分かってくればお互いの距離は縮まります。

「娘が結婚したいと思っている人」をもっと知ってもらう

あなたが知っている彼の魅力をたくさん伝えていって下さい。例えばどんな所が頼りになるのかであったり、親など家族を大切にしているか、自分の事をどれだけ支えてくれているのかなどあなたが思う彼の魅力的な部分をしっかりと伝えましょう。

「この前はこういうことがあった」など、具体的な出来事を出しながら伝えるとより効果的です。彼の事を話す際の表情も親は見ています。無表情で淡々と話すのではなく、感情を込めて伝えましょう。

将来のついての考えを伝える

夫婦となった後の未来について、考えているビジョンや今後二人でどの様に生活していくのか等、ただ結婚がしたいという思いだけではなく、これからの生活について現実的な考えや気持ちを伝えて親を安心させてあげましょう。

お互いが大好きだから結婚できればそれでいいといった様に、親は子供の事をまだまだ甘い考えだと勘違いしているかもしれません。結婚後の現実的な生活や経済的な話などもしてしっかりその先のことも二人で真剣に考えているということをわかってもらいましょう。

理解してもらう

なぜ結婚することを決めたのか、二人は結婚するまでにどの様に過ごしてきたのか等、「そこまで聞いてない」と思われるくらい詳しく伝えることも効果的です。

二人のこれまでの経緯について知ってもらうことで、子供たちの気持ちを理解してもらえる可能性があります。あなた一人ではなく二人で一緒に伝えるとより良いでしょう。

どうして反対なのかもしっかりとヒアリングしてみましょう。原因が分かれば改善することが出来ますし、向こうの気持ちも聞かなければ話は平行線のままになってしまいます。

どうしてその人と結婚したいのかを伝える

決め手になった理由を伝えてみましょう。反対する親の心理として、娘はただ結婚がしたいだけでこの人で無くてもいいのでは?と感じてしまっている可能性もあります。

彼でなければならない理由や、この人とであればこんな幸せな未来を築いていくことができるといったように彼に対する真剣な思いをしっかり伝えましょう。口でうまく伝えることが出来ない場合は手書きの手紙でも構いません。

それでも反対された場合

どうしても許してもらえない場合は強行突破も1つの手としてありますが、年齢と状況によりそれが出来ないこともありますし、仲の良い家族であったのであれば、その後家族の仲に亀裂が入ってしまうのもとても悲しい事です。

認めてもらうためには説得できるまで彼と一緒に諦めずに続けることが必要です。根気のいる時間になり、うまくいかない事も多く疲れたと思うこともあるでしょうが、何度もめげずに続ければそれだけお互いに必要としあっているということが必ず伝わります。

「幸せになってほしい」という願いから

自分の意見だけを押し通すのではなく親の心理状況も汲み取った上でじっくり話し合いをして理解してもらいましょう。

世の中には家柄や世間体などを気にする人もいますが、大抵の両親は自分の娘がこの人と一緒になって幸せに生活を送ることが出来るのかということを心配に思っています。結婚に反対する親はよくいますが子供に一生独身でいてほしいわけではありません。

子供はいつまでたっても子供のままで可愛い存在なのです。とにかくあなたに幸せになってほしいからこそ心配でたまらないのです。反対しているのも愛が故の言動であることも決して忘れないでください。

親の心理が分かれば不思議と「どうして?」だけではなく愛情も同時に感じるはずです。