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失恋は辛いのに「振られた方が有利」と言われるのはなぜ?振る側より振られた側が有利な理由とは?

失恋って本当に辛いものですよね。特に、ずっとお付き合いを続けてきた恋人に振られると、強い喪失感と闘ったり、その悲しい経験がトラウマとなりまた振られるのが怖いという気持ちが残って中々次の恋に進めないなんて事もあります。しかし、世間では「振る側よりも振られた側の方が有利」という噂が囁かれています。

今まさに恋人と別れて辛い気持ち…という人にとっては信じがたい事でしょうが、実はそれは嘘ではないのです。振られた側がなぜ有利なのか…その理由を知る事で、今は辛くても必ず未来に希望を持てるようになりますよ。

振る側より振られた方が有利だと言われる理由

「振られる方が辛いに決まってる」そう思う人は多いでしょう。確かに、好きな人に別れを告げられる瞬間のショックはとても大きいものですよね。しかし、大切なのはその後です。振られた側はショックを乗り越えた事で、振った側よりも次の恋愛で幸せを掴める可能性が高まり、人としても成長できるのです。

失恋からなかなか立ち直れず次の恋に進めない、振られたショックで毎日が辛いなど、失恋に落ち込んだり悩んでいるという方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

後悔はあっても罪悪感がない

振られる側は強いショックを感じ、あの時ああしてれば良かった…といったような後悔や自己嫌悪に陥る事があります。一方振った側は相手に対して強い罪悪感を感じる場合があります。これまでずっと自分の事を愛し続けてくれた人に別れを告げるのは、相手を裏切ったような気分になるからでしょう。

これは、振られる側には一切生まれない気持ちですよね。もしあなたが振られた事に対して罪悪感があるのであれば、それは後悔か自己嫌悪の間違いです。振った側の罪悪感はしばらくの間心に残り、「しばらく恋愛はしたくない」とまで思ってしまうほどです。

振った方はすぐ忘れるという人もいますが、それあまりは知らない相手から片思いされていて、告白された時に振ったというようなシチュエーションから来るものではないでしょうか。恋人と別れて前向きな気持ちになれないのは、圧倒的に振った側の方が多いのです。

次の恋愛に積極的になれる

前述の通り、振った方はしばらく罪悪感に苛まれ、なかなか次のステップに進む事ができません。しかし、振られた方は悲しみをバネにして「次は絶対にいい恋をする」と、新しい恋人を求めて積極的に行動する事ができます。

幸せを掴むためには、積極性はかなり重要です。いつまでも塞ぎこんでいても現状は何も変わりません。なので、アクティブになれる振られた側の方が、早く次の恋人を見つける事ができるのです。

振られた方が諦めがつきやすい

「やっぱり別れるべきじゃなかった…」そう後悔するのは、圧倒的に振った側の方が多いです。更に、自分から別れを告げた手前復縁を言い出しにくいという事もあり、結果的に元恋人に片思いし続けるという状況に陥ってしまうなんて事もよくあります。

一方、振られた方は、付き合っていた時の自分の行動を後悔する事はあっても、最終的には「仕方ない」ときっぱり諦める事ができます。「別れよう」と恋人に言われた時の衝撃に比べたら、いつまでも相手を引きずって後悔し続ける方が辛いですよね。

振られた方が成長する・向上心が高まる

振られる事で、「もっと素敵な人になって相手を見返してやろう」とか「仕事や趣味に力を入れよう」と、向上心を高める事ができます。それがきっかけで、仕事で成果を上げたり、見た目に気を使うようになってモテ始めるなど、努力が実り「あの時振ってくれてありがとう」と感謝さえするようになるでしょう。

逆に、恋人を振る事で向上心が高まる事はありません。現状維持が続くか、罪悪感や後悔で仕事も趣味も何もかもやる気をなくしてしまい、見た目も行動も別れる前より悪い意味で変化してしまう可能性だってあるのです。振られた方が人として成長できる事が多いのです。

大好きな彼氏や彼女に振られたらやっぱり心は深く傷つきます。しかし、傷ついたおかげで「周りの人に優しくしよう」や「困ってる人がいたら助けてあげよう」と考えられる、人の痛みが分かる人間になれます。そうやって人間性が磨かれる事で、多くの人から必要とされ、愛される人となれるのです。

振った側にはそのような変化はありません。罪悪感や後悔を感じるのは、むしろ自分の事が可愛いからなのです。「元恋人に悪く思われたくない…」や「別れて寂しくなって後悔している…」そんな事を思うのは身勝手で、人間性が向上するどころか低下する一方でしょう。

振られる原因がわかれば次の恋に活かせる

別れの原因が振られた側にあり、それをはっきりと指摘された場合は、「次の恋愛に活かそう」と思えますよね。悪い所を改善する事で、今後の恋愛ではもう同じような理由で振られる事はなくなります。辛いかもしれませんがどこが悪かったのかなど別れる時に原因を聞いておくと良いでしょう。

反対に振った側は、「自分には何の原因もない」と考えている場合がほとんどです。しかし、どちらか一方だけが悪いという考えは、大抵の場合間違っています。振った側は自分を見つめ直す事がないため、また恋人ができてもうまくいかない可能性が高いのです。

振られた原因に対して、他に好きな人ができたからと言われた場合でも、その相手があなたに欠けているものを持っている可能性があります。どんな相手なのか聞けるようになったら聞いてみるのも良いでしょう。

振られたらいつまでも落ち込まない事が重要

振る側よりも振られた側の方が有利なのは確かです。しかし、一つだけ絶対的な条件があります。それは、振られてもいつまでも落ち込まない事です。ずっと元恋人を思ってクヨクヨし続けていたら、向上心も生まれないし、前向きな気持ちにも当然なれません。振られた時はすっぱりと諦める事が重要なのです。

そうすれば、元恋人よりも晴れやかな気持ちで日々を過ごせて、更にこれからもっと幸せな恋に出会う事ができますよ。失恋はあなたを必ず強くします。失敗は成功の基という言葉があるように、次の恋の成功に向けて失敗から学べる事もたくさんあります。それを糧にあなた自身が人間として成長できる事を祈ります。